フープめっきhoop plating
フープめっきとは

フープめっきとは、帯状の製品に対して行われるメッキ加工の手法です。 線材、薄板材、繊維製品などに使用されることが多く、映画のフィルムの ようなリールに巻きつけることのできる形状であることからリールtoリールとも 呼ばれます。




フープめっきの加工手順
1顧客満足を優先し、誠実で確かな製品を提供します。

汚れのほかにも、メッキを施すのに邪魔になる油や酸化被膜などを取り除いて いきます。

2下地となるメッキ

この下地メッキは、仕上げとなるメッキの密着度を向上させるための処理です。 素材によっては不要となることもありますが、よりしっかりとメッキ加工を行う ために大切な工程のひとつです。

3仕上げメッキ

製品として表に出るめっき部分になります。めっき仕様としては、 錫、ニッケル、パラジウム、金など、目的に合わせて多種多様な仕様で対応出来ます。

4後処理

後処理はメッキ後の製品の洗浄や乾燥のほか、変色防止の処理などを行います。

フープめっきライン設備

弊社の設備は英国Owen社の設備を元に自社にて各部を改造して操業しております。 基本はNi下地 部分金めっき、パラジウムめっき、錫めっき(はんだ付け部)を 行うめっき加工設備です。 産業用機械から、家電製品用コネクタに使用される貴金属めっきコンタクト に対し 自社開発のめっき治具を用いて加工しております。 近年の省資源の流れを受けて、使用する洗浄水の再利用、少ない洗浄水で最大限の 洗浄効果 を得る為の設備を開発し活用しています。

貴金属メッキコンタクトのサンプル

フープめっき工程(5ライン)

代表的な加工製品:電子部品(圧着コンタクト・カードコンタクト・同軸コンタクト など)処理加工な材料:銅および銅合金、SUS

Aライン(T社製水溶性封孔処理塗布専用)
Bライン  Ni-硬質Au(スパージャ―/スポット)
Cライン  Ni-NiPd-硬質Au-半光沢Sn
Dライン  Ni-NiPd-硬質Au
Eライン  Ni-硬質Au-半光沢Sn