フープめっきとは、帯状の製品に対して行われるメッキ加工の手法です。 線材、薄板材、繊維製品などに使用されることが多く、映画のフィルムの ようなリールに巻きつけることのできる形状であることからリールtoリールとも 呼ばれます。
汚れのほかにも、メッキを施すのに邪魔になる油や酸化被膜などを取り除いて いきます。
この下地メッキは、仕上げとなるメッキの密着度を向上させるための処理です。 素材によっては不要となることもありますが、よりしっかりとメッキ加工を行う ために大切な工程のひとつです。
製品として表に出るめっき部分になります。めっき仕様としては、 錫、ニッケル、パラジウム、金など、目的に合わせて多種多様な仕様で対応出来ます。
後処理はメッキ後の製品の洗浄や乾燥のほか、変色防止の処理などを行います。
弊社の設備は英国Owen社の設備を元に自社にて各部を改造して操業しております。 基本はNi下地 部分金めっき、パラジウムめっき、錫めっき(はんだ付け部)を 行うめっき加工設備です。 産業用機械から、家電製品用コネクタに使用される貴金属めっきコンタクト に対し 自社開発のめっき治具を用いて加工しております。 近年の省資源の流れを受けて、使用する洗浄水の再利用、少ない洗浄水で最大限の 洗浄効果 を得る為の設備を開発し活用しています。
貴金属メッキコンタクトのサンプル
代表的な加工製品:電子部品(圧着コンタクト・カードコンタクト・同軸コンタクト など)処理加工な材料:銅および銅合金、SUS
Aライン(T社製水溶性封孔処理塗布専用)
Bライン Ni-硬質Au(スパージャ―/スポット)
Cライン Ni-NiPd-硬質Au-半光沢Sn
Dライン Ni-NiPd-硬質Au
Eライン Ni-硬質Au-半光沢Sn